秩父市は、高齢者よりも若者の移住推進にもっとお金を使うべき

今回は珍しく時事ネタです。

日本経済新聞オンラインにこんな記事がありました。

埼玉県秩父市、高齢者移住の受け入れ施設整備 事業者を公募

埼玉県秩父市は2017年度、元気な高齢者の移住を受け入れる施設整備に乗り出す。サービス付き高齢者向け住宅や学習施設などの複合施設を想定しており、事業者の公募と用地の選定を進める。姉妹都市の東京都豊島区民に短期滞在してもらう「お試し移住」も実施する。

元気な高齢者の地方移住「CCRC」

元気な高齢者の地方移住を、アメリカでは「CCRC」と呼びます。

埼玉県内でCCRCを本格的に推進している自治体は少なく、秩父市で拠点が整備されれば県内初となるそうです。

国としても、地方創生の一環として元気な高齢者の地方移住を進めています。

今後は、「CCRC」というキーワード、耳にする機会が増えそうです。

高齢者の割合をこれ以上増やして大丈夫なのか?

さて、CCRCを積極的に受け入れていこうとしている秩父市ですが、
平成28年4月1日の秩父市の人口統計がこちらです。

就学前0~5歳 学生
6~22歳
生産年齢人口
23~64歳
高齢者65歳以上
2719 9963 32435 19872(30.5%)

すでに高齢者の割合が30%を超えています。

これは、日本全体で見ると2030年頃の割合と同じになります。
日本を先取りしてますね(笑)

この状態で高齢者がさらにどんどんと増えていけば、色々な問題が出てくることは明らかです。

すでに病院不足は深刻化

高齢者の割合が大きいことの問題の1つは、病院不足です。

すでに秩父の病院は常に高齢者でいっぱいで、2時間待ち、3時間待ちは当たり前です。

すでに仕事を辞めた高齢者にとってはそこまで問題ではないですが、仕事をしている若者にとっては大問題です。ちょっと調子悪いことがあって病院に行こうとしても、半日がかり、下手したら1日がかりです。東京の大学病院並みの待ち時間になってしまいます。

市としても恐らく医者を増やそうと努力はしてますが、地方っていうのは医者にとっては結構デメリットが多いんですよね。そんなわけで、今後も医者の数はなかなか増えていかないと思います。

介護施設・職員の不足

これはもう都会も地方も同じ問題を抱えていますが、介護施設・職員の不足です。

秩父は、酷い地域と比べれば比較的良い状況にある感じもしますが、それでも介護施設・職員ともに不足しています。

若者は増えずに高齢者だけが増えてしまうと、介護施設・職員の不足という問題が深刻化して顕著になる可能性は高いです。

移住してきた高齢者を支える介護施設職員が不足していては、本末転倒です。

人口減少よりも、高齢者割合の増加が問題

こうやって考えてみると、ただ人口減少を抑えるために元気な高齢者の移住を受け入れても、色々と問題が多いような気がします。せめて、高齢者の割合が増えない程度には若者にも移住をしてもらう必要があります。

そもそも、「元気な高齢者」って何なんですかね?笑

元気はあっても仕事をしない高齢者だと、結局同じことだと思うんですけどね(笑)

じゃあどうするのか?

そこが一番難しいんですよね(笑)

ただ秩父は、他の本当に僻地にある限界集落と比べると、若者が移住したくなるような環境は整っているような気がします。

・都心まで電車で1時間半かからない

・土地が安い

・15歳まで医療費無料

・保育園の待機児童ゼロ

こういった点をうまくアピールしていけば、移住しようと思う人も増えてくるんじゃないでしょうか。

・地震に強い

この点も、かなり強いメリットになると思っています。

あと、アニメ好きを引っ張ってくるとか(笑)

まとめ

以上、今回は珍しく秩父市の時事ネタについてつっこんだ記事でした。

・今後のキーワードは、元気な高齢者の地方移住「CCRC」

・人口を減らさないことよりも、高齢者割合を増やさないことが大切では?

・秩父は、上手くやれば若者の移住を促すことは可能だと思う

日本全体の高齢者割合がどんどん増加していくので、その中で秩父だけ割合を増やさないっていうのはなかなか難しいことだとは思いますけどね。ただ秩父は、他の地方都市と比べると若者にとって魅力的な要素は多いと思います。そういった部分をどう上手くアピールしていくかですね。

アニメのおかげで、秩父の知名度は結構高くなってますよ。

実際に筆者は移住してますからね!!笑

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