弾道ミサイルと巡航ミサイルの違い

もう一昨日の話になりますが、北朝鮮がまたミサイルを発射しましたね。

筆者が秩父に住むようになった理由として、基本的に秩父は自然災害に強いと考えています。さらに言えば、日本が戦争に巻き込まれた時にも秩父は良い立地なんじゃないかという考えもあります。

関東大地震があったり日本が戦争に巻き込まれた時には、秩父の人口はいっきに増えますよきっと(笑)

まあそんな妄想話はここまでにしておいて、今回は弾道ミサイルと巡航ミサイルの違いについて、簡単にですが記事にしてみようと思います。

巡航ミサイルとは

まず先に巡航ミサイルについてですが、巡航ミサイルとは翼とジェットエンジンで飛んでいくミサイルのことを言います。

一般的にミサイルと言われてイメージするのは、この巡航ミサイルではないでしょうか。

一昨日北朝鮮が発車したミサイルは地対艦の巡航ミサイルと言われています。地対艦、つまり地上から発車する対艦ミサイルです。

アメリカが艦隊を朝鮮半島に派遣しましたよね。それに対抗するミサイルというわけです。

ちなみに、トランプが中国の習近平国家主席との晩餐会の最中にトマホークをシリアに撃ちましたが、トマホークも巡航ミサイルです。

弾道ミサイルとは

一方、最近で巡行ミサイルより弾道ミサイルの方が耳にする機会が多いですよね。

弾道ミサイルは巡航ミサイルとは異なり、ロケットエンジンで一定の高さまで上昇した後は弾道を描きつつ自然落下で目標に到達するミサイルのことです。

一時期、北朝鮮が明らかにミサイルの発射実験をしているにも関わらずこれは衛星だって言い張っていたことがありました。それはある意味間違っていなくて、衛星も弾道ミサイルも仕組みは同じだからです。

ロケットエンジンで上昇した後、衛星軌道にのせると衛星。衛星軌道はのせずに自然落下させれば弾道ミサイルになります。

巡行ミサイルと弾道ミサイルのエンジンの違い

この2つのミサイル、上記のような違いの他にエンジンも根本的に違います

上記の通り巡行ミサイルはジェットエンジン、弾道ミサイルはロケットエンジンを搭載しています。

この2つの違いを簡単に説明すると、ジェットエンジンは空気が必要なのに対してロケットエンジンは空気が必要ないということです。ジェットエンジンは空気を取り込んで燃料を燃やしますが、ロケットエンジンは酸化剤を用いて燃料を燃やすため空気が必要ないのです。

空気が必要か必要でないかは、大気圏を突破して宇宙空間まで飛ばす時に重要になってきます。宇宙には空気が無いからです。

つまり、巡行ミサイルは宇宙空間までは飛ばせないけれど、弾道ミサイルは宇宙空間まで飛ばせるということになります。

ICBMは弾道ミサイル

北朝鮮が開発を急いでいるICBM。正式名称は『大陸間弾道ミサイル』です。その名前の通りICBMは弾道ミサイルになります。

このICBMの開発に成功すると北朝鮮からアメリカまでミサイルの射程に入ってきてしまうため、トランプが開発を中止するように圧力をかけてますよね。

ICBMがなぜ弾道ミサイルかというと、大陸間のような長距離のミサイルを飛ばそうとすると、ジェットエンジンでは燃料不足になってしまうからです。その点弾道ミサイルでは、ある程度の高さまで打ち上げてしいまえば後は自由落下です。必要となる燃料も少なく長距離まで飛ばすことが可能になることです。

まとめ

以上、今回は巡航ミサイルと弾道ミサイルの違いについて紹介してみました。

本当に最低限のことしか書いていないですが、これだけ理解しておけばアメリカがICBMの開発を嫌がってる理由も納得できるかと思います。

今後も北朝鮮によるミサイル発射実験は続くと思います。その度に、今回は何のミサイルを撃ったのかな~っていうことだけでも注目してもらえれば、北朝鮮の実験の目的も分かりますし、朝鮮半島の情勢についても少し興味が沸くんじゃないかと思います。

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